ポエム2作目

題名   歩く

病室から外を眺めている

今日は特に暑そう

症状は少しずつ良くなってきた。

杖無しでも歩けそう

もう少しで普通に歩ける

ただ退院後も薬は飲み続ける

副作用もあるだろう

そう思えば、何も考えず歩くことが出来るのは素晴らしいこと

病気になって初めて理解した

入院4日目

今日のスケジュールは

朝食→リハビリ→眼科→歯科→昼食→点滴→眼科→夕食

でした。

これから内服薬を飲み続けるのですが、その影響で一生、抜歯が出来なくなるので、検査の結果、親知らずを抜く事になりました。

病名も変更になりました。

入院して暇なのでポエムを作った

題名    せっけんの生涯


私はせっけんである。生まれて1か月半くらいだ。

坊主頭の主人の為に体を洗い、頭を洗い、私の体はだいぶ小さくなった。

このまま消えて無くなる運命なのか。一度はかわいい女の子に洗ってもらいたかった。

ある日、主人は後輩のせっけんを連れてやって来た。

後輩せっけんの自信に満ち溢れた体格は、惨めに薄っぺらくなった私にとって恐怖でしかない。

主人は私と後輩せっけんをお湯で擦り付け、ぎゅうぎゅうとくっつけた。

数時間経ち、私の体は完全に後輩せっけんと一体化した。

かわいい女の子には出会えなかったが、坊主頭の主人に仕えてきた生涯も、悪くなかったと今では思っている。